2015.10.01 ドイツワインの復習
Hospitien Serriger Schloss Saarfelser Schlossberg Rieseling Eiswein 1988
ホスピチェン ゼリガー・シュロス・ザールフェルザー・シュロスベルグ・リースリング・アイスワイン 1988
トリアー慈善連合会
ドイツワインの復習ちう。
Alleinbesitzと書いてあるのが、フランスで言うモノポール、単独所有って意味なのね。なるほど。
Trocken は 『干からびた』
beeren は 『粒』要するに『粒選り』
auslese は 『選抜』
なので、等級の意味でいくと、
ausleseは選び抜かれたぶどうで作られてて
BeerenAusleseは粒選りで選び抜かれたぶどうで
TrockenBeerenAusleseは(貴腐菌で)干からびた粒選りで選び抜かれたぶどうで作られてると。
Spetleseが『遅詰み』
Kabinettの意味がわかんないなぁ……なんだろ??
Trockenには、英語のDryの意味もあるので、辛口と訳される。
halbTrockenはhalbが半分ってことだから半辛口。
Feinherbは『洗練された辛口』
Feinは英語で言う『Fine』なんだろうけど。
等級の違いはモスト(未発酵ぶどう果汁)のモスト量(モストの糖度)を表すエクスレ度で決まり、エクスレ度は果汁の比重を測った時に1.090であれば、つまり、同じ量の水より90グラム重くて、90エクスレ度。
エクスレ度からの潜在アルコール度数の計算はおおまかに計算すると
まず余分に重い中からどのぐらい糖分が含まれてるかを計算。
90 ÷ 4 - 2 = 20.5
20.5%の糖分が入っていますと。
糖分からアルコールへの変換は100gの糖分から47.5gのアルコールになるので、
20.5 × 0.475 = 9.7375
でアルコールは水と比重が違って0.8なので、
9.7375 ÷ 0.8 ≒ 12.17
90エクスレ度のぶどう果汁からはだいたい酵母が糖分を食いきれば、12%のアルコール度数のワインが出来上がるってことか。
で、Q.M.Pの各等級の最低エクスレ度から潜在アルコール度数と法律で決められた最低アルコール度数は
等級 | 最低モスト量エクスレ度 | 潜在アルコール度数(目安) | 最低アルコール度数 |
Kabinett | 67 | 8.7% | 7% |
Spatlese | 76 | 10% | 7% |
Auslese | 83 | 11.1% | 7% |
BeerenAuslese | 110 | 15.1% | 5.5% |
TrockenBeerenAuselese | 150 | 21.0% | 5.5% |
Eiswein | 110 | 15.1% | 5.5% |
T.B.Aの潜在アルコール度数21%ってそんなに食いきれるわけないよねーw
ワインで最高のアルコール度数ってオーストラリアのシラーズとかアマローネとかで見た15%〜16%ぐらいが一番高いくらいじゃないかな。。。この表見てみると、やっぱりある程度以上の糖分を含んでいると、酵母に糖分を食い切らせるのは難しいってことなのかなー。
エクスレ度100を超えると最低アルコール度数が5.5%になってるってことは、
それ以上にするのが難しいってことなのか、ごく甘口ワインにアルコールなんて必要ねぇ!ってことなのか??
・・・ん?ドイツワインの勉強がだんだんアルコール度数の計算の勉強に変わってる。。。ま、いっかw
次は総合畑と地区の復習かな−。
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