2015.8.14 熟成について

今日は、世界で一番大好きなワイナリー、カーゼコリーニを久々に。

いつもは人生の節目に飲むワインなんですが、今回はなんとなく、なんでもない日常で。



さて、カーゼコリーニに関しては、今年ひょんなことから1996年のバルラを飲めたり、1999年を飲んだ方とお話もできた年なのですが、その中で気になったことがあったので書き留めておこうと思います。

それは、カーゼコリーニの『熟成』について。

もともとカーゼコリーニに関しては、濃密な果実味と凝縮感が最初のインパクトで表れ、その後旨味の乗った液体を味わい、なぜか最後の後味がサラッと流れていく不思議な特徴があると思ってます。

じゃあ、そんなワインが『熟成』したらどうなるのか??
10年程度では大きな変化はないと思いますが、20年だとどうなるのか??

あくまで個人的に思うことですが、カーゼコリーニに関しては20年以上の熟成は向かないと思います。

なぜかというと熟成される中で『凝縮感と果実味』が薄れてしまい、その代わりとしてタンニンや旨味の尖った感じが和らいでいって調和のとれた状態に移っていくと思うのですが、このワインに関しては最初のインパクトである凝縮感と果実味が失われていく傾向が強い感じがいます。

そうなると、旨味とタンニンが丸くなって、後味がサラッとする個性の薄いワインに変わってしまう
そんな感じがするように思えました。

当然、熟成したものを数飲んでるわけではないですし、保管状態にも寄るところが多いのは重々承知しているので、この考えが100%正しいと言えないと思ってますが。

もーちょっと追っかけてみようと思います。

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